次の表でキーワードについて説明します。
LMI および FRoMPLS
Local Management Interface
(LMI;
ローカル管理インターフェイス)は、PVC
のステータス情報を伝 えるプロトコルです。PVC
が追加、削除、または変更されると、LMI
が終端にステータスの変化を 通知します。LMI
はさらに、リンクがアクティブかどうかを確認するポーリングのメカニズムも提 供します。(注)
LMI
が動作するのは、インターフェイス上でキープアライブをイネーブルにした場合だけです(キープアライブ パケットがインターフェイスをアクティブな状態で維持)。
LMI
の機能PVC
のステータスを判別するために、LMI
は報告する側の装置からフレームリレーエンドユーザ 装置へのPVC
が使用できるかどうかを調べます。PVC が使用できる場合、LMI はステータスが[Active]
であることを報告します。これは、報告側の装置とフレームリレー エンドユーザ装置間ですべてのインターフェイス、回線プロトコル、およびコアセグメントが動作可能だということを意 味します。これらのコンポーネントのいずれかが使用できない場合は、
[Inactive]
というステータス が報告されます。(注)
LMI
ステータスを報告できるインターフェイス タイプは、DCEおよびNNI
だけです。キーワード 説明
dce
ルータまたはアクセス サーバがルータに接続されたスイッチとして動作できる ようにします。dte
ルータまたはアクセスサーバがDTE
装置として動作できるようにします。DTE
がデフォルトです。nni
ルータまたはアクセス サーバがスイッチに接続されたスイッチとして動作でき るようにします。第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定 レイヤ2ローカル スイッチング
図
4-3
のトポロジー例にLMI
の機能を示します。図4-3 トポロジー例
(注)
• CE1
およびPE1
、PE2
およびCE2
は、フレームリレーLMI
ピアです。• CE1
およびCE2
は、フレームリレースイッチにすることも、エンドユーザ装置にすることも できます。•
各フレームリレーPVC
は複数のセグメントからなります。• DLCI
値は各セグメントに対してローカルであり、セグメントからセグメントにトラフィック がスイッチングされたときに変更されます。2
つのフレームリレーPVC
セグメントがあります。PE1
とCE1
間に1
つ、PE2
とCE2
間に1
つです。DLCI
間接続DLCI
間接続がある場合、LMI
はPE
装置とCE
装置間のフレームリレー ポート上でローカルに動作 します。• CE1
のPVC
が使用できる場合は、CE1
からPE1
にアクティブのステータスが送信されます。CE1
がスイッチの場合、LMI
はCE1
からCE1
に接続されたユーザ装置へのPVC
が使用できる かどうかを調べます。• PE1
がCE1
にアクティブステータスを送信するのは、次の条件が満たされている場合です。−
PE1
のPVC
が使用可能である。−
PE1
がリモートPE
ルータからMPLS
ラベルを受信した。−
PE1
とリモートPE
間にMPLS
トンネルラベルがある。−
CE2
がPE2
にActive
のステータスを伝えている。CE2
がスイッチの場合、LMI
はPE1
か らCE2
に接続されたエンドユーザ装置へのPVC
が使用できるかどうかを調べます。DTE/DCE
の設定では、LMIの動作は次のようになります。ネットワーク(DTE)にアクセスするフレームリレー装置は、ポーリングを実行しません。ネット ワーク装置(DCE)は
LMI
のポーリングに応答します。したがって、DTE 側に問題があっても、ポーリングを実行しないので、DCEはその問題を認識しません。
LMI
の詳細情報設定手順を含め、LMIの詳細については、次の
URL
にアクセスして『Configuring Frame Relay,Configuring the LMI』を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fwan_c/wcffrely.htm#xtocid8
59525
第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定
AToMでQoSを設定する方法
AToM で QoS を設定する方法
AToM
でサポートされるQoS
機能は、次のとおりです。• CE
対向カード上でのマーキング―(インポジションパケット)一致条件、match-dlci
、match-any
、 またはclass-default
を指定(注)
CE
対向カードでのマーキングの場合、match-dcli
が適用されるのはFlexWAN
モジュー ルだけです。•
コア対向カード上でのシェーピング、match exp、およびmatch-any
を指定• CE
対向カードでのシェーピング(ディスポジション パケット)、match-anyを指定•
コア対向カード上でのWRED、一致条件、match-exp、または match-any
を指定 ここではAToM
でのQoS
の設定方法について、次の手順を含めて説明します。• AToM
でのexperimental
ビットの設定(p.4-65
)• EXP
ビットによるパケット プライオリティの設定(p.4-69)•
トラフィックシェーピングのイネーブル設定(p.4-70
)(注)
PFC QoS
機能は、ATMoMPLS
パケットおよびFRoMPLS
パケットには適用されません。AToM での experimental ビットの設定
設定手順および例については、「AToMでの
experimental
ビットの設定」(p.4-65)を参照してください。MPLS AToM
では、ラベルの3
つのEXP
ビットを使用して、パケットのキューを判別します。LSP
トンネルラベルは最後から
2
つめのルータで削除される可能性があるので、VC
ラベルとLSP
トン ネル ラベルの両方にEXP
ビットを固定的に設定します。ここでは、トランスポート固有のEXP
ビット実装について説明します。EoMPLS および EXP ビット
(注) この説明が当てはまるのは、FlexWANベースの
EoMPLS
だけです。PFC3BXL QoSについては、http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/core/cis7600/software/122sx/swcg/qos.htm
を参照してく ださい。FlexWAN
ベースのEoMPLS
は、次のQoS
実装をサポートします。• VLAN
インターフェイス ポリシー•
コア対向インターフェイス ポリシーVLAN
インターフェイス ポリシーは個々のVLAN
に適用します。個々のVLAN
ごとに固有のポリ シーを設定できます。ポリシー内で、802.1q Pビットに基づいて分類を行い、MPLS EXPビットを 設定できます。VLAN
内のすべてのトラフィックに適用されるトラフィックシェーパを1
つ実装す ることもできます。第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定 AToMでQoSを設定する方法
コア対向インターフェイス ポリシーは、
EoMPLS
アップリンク インターフェイスに適用します。こ のポリシーは、すべてのVLAN
からのトラフィックに適用されます。各種VLAN
が区別されるこ とはありません。ポリシー内で、MPLS EXP
ビットに基づいて分類を行い、次の機能を設定できます。•
クラス ベースド トラフィック シェーピング• Class Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ;
クラス ベース均等化キューイング)• Low Latency Queuing(LLQ;
低遅延キューイング)• Weighted Random Early Detection(WRED;
重み付きランダム早期検出)(注)
VLAN
インターフェイス ポリシーとコア対向インターフェイス ポリシーの両方を同時に使用する ことはできません。FlexWAN
ベースのEoMPLS
にQoS
を設定する場合は、VLAN
インターフェイ ス ポリシーまたはコア対向インターフェイス ポリシーのどちらかを選択する必要があります。QoS
を有効にするためのコマンドの詳細については、次のマニュアルを参照してください。•
『Modular Quality of Service Command-Line Interface
』•
『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』Release 12.2EXP
ビットによるパケット プライオリティの設定EoMPLS
では、ラベル内の3
つのEXP
ビットを使用してパケットのプライオリティを判別し、QoSを提供します。
LER
間でQoS
をサポートするには、VC
ラベルとトンネル ラベルの両方にEXP
ビッ トを設定します。EXP ビットに値を割り当てなかった場合、802.1q ヘッダーの「タグ制御情報」フィールドに設定されたプライオリティ ビットが
EXP
ビット フィールドに書き込まれます。EXP
ビットの設定手順は、次のとおりです。(注) 同じポリシーマップでトラフィックシェーピングをイネーブルにして、
EXP
ビットを設定できま す。コマンド 目的
ステップ 1 Router(config)# class-map class-name ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。
ステップ 2 Router(config-cmap)# match cos 0-7 照合させる
CoS
値(0〜7)とともに IEEE 802.1Q
パケット を指定します。または、match any
コマンドを使用するこ ともできます。ステップ 3 Router(config-cmap)# policy-map policy-name
設定するトラフィックポリシーの名前を指定します。
ステップ 4 Router(config-pmap)# class class-name トラフィックポリシー別にトラフィックを分類するため に定義されているトラフィッククラス名(
class-map
コマ ンドで設定)を指定します。ステップ 5 Router (config-pmap-c)# set mpls experimental value
パケットを指定のポリシー マップと照合させる場合は、
MPLS
ビットの設定値を指定します。ステップ 6 Router(config)# interface vlanvlan-number
VLAN
インターフェイスを入力します。ステップ 7 Router(config-if)# service-policy [input | output] policy-name
インターフェイスにトラフィック ポリシーを結合します。
第4章 FlexWANおよび拡張FlexWAN モジュールでのMPLSの設定
AToMでQoSを設定する方法
(注) 入力方向または出力方向のどちらか一方にサービス ポリシーを設定できます。ただし、ポリシー は必ずコア対向
FlexWAN
モジュールポート上で実装し、コア対向FlexWAN
モジュールポートか ら出ていくトラフィックだけに適用します。トラフィック シェーピングのイネーブル設定
トラフィック シェーピングは、データの伝送速度を制限します。平均速度のシェーピングによっ て、伝送速度が
Committed Information Rate(CIR;
認定情報速度)に制限されます。トラフィック シェーピングを追加するには、次のコマンドを発行します。シェーピング平均速度は、リンク速度を
255
で割った最も近い倍数に丸められます。シェーピング値 がリンク速度を255
で割った値を下回る場合は、255で割ったリンク速度に切り上げられます。コマンド 目的
ステップ 1 Router(config)# class-map class-name ユーザ定義のトラフィック クラス名を指定します。
ステップ 2 Router(config-cmap)# match any あらゆるパケットを照合することを指定します(ポリシー
マップで
class-default
を使用するのと同様)。ステップ 3 Router(config-cmap)# policy-map policy-name
設定するトラフィック ポリシーの名前を指定します。
ステップ 4 Router(config-pmap)# class class-name トラフィック ポリシー別にトラフィックを分類するため に定義されているトラフィック クラス名(class-map コマ ンドで設定)を指定します。
ステップ 5 Router (config-pmap-c)# shape average cir 1
1. サポートされるパラメータだけを示しています。
指定したビット レートに従ってトラフィックをシェーピ ングします。
ステップ 6 Router(config)# interface vlanvlan-number
VLAN
インターフェイスを入力します。ステップ 7 Router(config-if)# service-policy [input | output] policy-name
インターフェイスにトラフィック ポリシーを割り当てま す。